北海道中小企業みらい研究所
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会社は法人ですから、自然人と同じように印鑑を登録し、印鑑証明書を発行してもらうことができます。印鑑を登録するには「印鑑(改印)届出書」に記載、押印します。
登録する印鑑は「代表取締役(の)印」という文字が入った印鑑で、これが会社の実印となります。印鑑の材質は問いませんが、契約書など会社の重要な場面で使用する印鑑ですから、欠けやすい材質でないものを選ぶとよいでしょう。印鑑は象牙のものがもっとも印影としてなじみやすいといわれていますが、より安価な水牛でも印影のなじみやすさはほとんど変わりありません。書体も様々なものがありますが、会社の実印で利用する書体は通常限られていますので、印鑑を製作してもらう会社と相談したらよいでしょう。
弊社でも印鑑の作成をお取り扱いしておりますが、会社設立の場合には、実印のほかに、銀行印、領収書などに押す角印など通常3本は必要になってきますので、「会社設立3本セット」などを注文すれば実印1本を注文するより安くなることがほとんどです。
そのほか、通常の書面に押印する、会社名、住所、電話番号などを記載した印鑑を作成する必要がありますが、これは当面の間は安価なゴム印でも足ります。ゴム印の場合には、会社名や住所などが1行ずつばらすことができるセパレートタイプのものがお勧めです。
「印鑑(改印)届出書」は法務局で配布しています。届出書には、会社代表者印と代表者個人の実印を押印します。この際、「□市町村長作成の印鑑証明書は、登記申請書に添付のものを援用する。」という記載にチェックをすれば、申請書に添付する個人の印鑑証明書をそのまま利用することができます。
登記が完了したら、印鑑登録カードが発行されますので、法務局へ受け取りに行きます。