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株式会社の設立手続き、経営相談

株主総会とは

 株主総会とは、株主によって構成され、定款の変更や役員の選任または解任、会社の解散その他の基本的な事項について決議する権限を有する株式会社の最高意思決定機関のことをいいます。会社の重要な意思決定は株主総会でなされるため、会社にとって非常に重要な機関といえます。

 株主総会には、定時株主総会と臨時株主総会があります。定時株主総会は、定款で定められた毎事業年度の終了後の一定の時期に開催される総会で、主として計算書類の承認等、及び任期が満了した役員等の後任者の選任を目的とするものです。臨時株主総会は、必要に応じて回数に制限なくいつでも開催することができるものです。

 株主総会は、原則として取締役が招集します。

株主総会の定めを決定する

 会社を設立する際に作成する定款には、任意的記載事項ではあるものの、株主総会に関する事項を記載するのが一般的です。具体的には、定時株主総会の招集時期や、招集の方法、議長の選出、決議の方法、議決権の代理行使の方法、議事録の作成についての事項を記載します。

 譲渡制限株式とは、譲渡による株式の取得についてその株式会社の承認を要する株式のことをいいます。

 これらについて定款に記載する場合には、あらかじめ発起人において決定しておかなければなりません。